●水が出なくなった
- 自分の家だけ水がでない
2階建て以下の建物は、一般的に直圧で給水しています。
メーターボックスの中にある止水栓が開いているかを確認してください。反時計回りで開きます。
- 近所一帯水が出ない
水道管の漏水事故、工事による水道管の破損事故、断水などが考えられます。
水道局へご確認ください。
- 3階以上の建物で水が出ない
3階建て以上の建物は、受水槽を設置しポンプで加圧している場合が多く、
ポンプに何らかのトラブルが発生している場合があります。
- 水が出ないその他の原因
停電になっている/凍結してしまった
- まったく原因が分からない
まずは、水道局にご相談ください。
●水の色が変
- 白い水が出る(しばらくすると透明になる)
コップに入れた時徐々に透明になる場合は空気が原因です。
給湯設備などで水道水が急激に加熱されると、溶存している空気が放出され、白濁することがあります。
空気による白濁は、安全性の上で問題はありません。
ただし、給水装置で負圧になる場合調査が必要です。
水をしばらく出しっぱなしにして捨ててから水を使うようにしましょう。
- 赤い水が出る(近くで工事があった場合)
近くで水道工事や道路工事があった場合、赤い水が出ることがあります。
赤い水が出なくなるまでしばらく水を出しましょう。
※鉄分は必須栄養元素で毒性が弱く人体への影響は通常の摂取量では問題ないと言われています。
- 赤い水(汚れた水)が毎日のように出る
貯水槽が汚れていたり、配管内が腐食していたりしていることがあります。
清掃や取り替えなどをしたほうがよいでしょう。
- 黒い水が出る
加圧給水ポンプの場合、圧力タンクのダイヤフラムが劣化・破損している場合があります。
また、水道水の中に溶存している微量のマンガンイオンが残留塩素で酸化され、
配水管内に付着した二酸化マンガン等が水の流動変化等で剥離するために起こることがあります。
黒い水が出なくなるまでしばらく水を出しましょう。
近隣地域で同じ現象がある場合は水道局へ。住んでいる家だけの場合は配水管などの洗浄が必要です。
●水の出が弱い(水圧が低い)
- 水を多く使う時間帯の水の出が悪い
給水管の口径が細い、漏水しているなどの原因が考えられます。
水道局に調査してもらうことができます。
- 給水圧力が弱くなったり強くなったりして安定しない
ポンプの故障している場合がございます。
- 最近、急に水の出が悪くなった
漏水しているか、ストレーナーの詰まり、給水管のサビなどが原因と考えられます。
水道局に調査してもらうことができます。
- 夏場の水の出が悪い
水不足等で水道局からの送水圧力を下げていることがあります。
水道局に確認してください。
- 最近、急に水の出が悪くなった
漏水しているか、ストレーナーの詰まり、給水管のサビなどが原因と考えられます。
水道局に調査してもらうことができます。
- ポンプが弱っている
ポンプの点検、オーバーホール、修理、交換などが必要な場合がございます。
- ポンプの圧力の調整がずれている
加圧設定を調整するだけで改善される場合もございますが、
周辺機器を取り替える必要がある場合もございます。
●ポンプにはどんな種類があるの?
大きく分けると「給水ポンプ」と「排水ポンプ」があります。
給水ポンプ
主に飲水用として使用されるポンプです。
加圧ポンプ、揚水ポンプ、井戸ポンプ、ブースターポンプなどがあります。
受水槽の中やその付近に設置してあります。
排水ポンプ
主に排水用として使用されるポンプです。
汚雑排水層や地下湧水槽の中に設置してあります。
●ポンプはいつ点検すればいいの??
10t異常の貯水槽(受水槽や高架水槽など)の清掃は年1回以上義務付けられています。
清掃と同時に行うと効率的です。
また、貯水槽の点検のときに、簡単なポンプの点検(水漏れなどしていないか、
異音がしていないか等)を同時に行うとよいでしょう。
●ポンプの寿命はどれくらいなの?
一般的な耐用年数は、以下の通りと言われております。
- 給水加圧ポンプ【陸上型】:10〜15年
- 給水加圧ポンプ【水中型】: 8〜12年
- 高架水槽方式揚水ポンプ【陸上型】:15〜20年
- 高架水槽方式揚水ポンプ【水中型】:12〜16年
- 給水ポンプ【水中型】: 8〜12年
- 排水ポンプ【水中型】: 8〜10年
定期的(4〜7年に一度)にオーバーホールすることで寿命を格段に延ばすことができます。
オーバーホールとは、ポンプを分解して内部を点検し、傷んだ部品を交換する作業です。
●別の種類のポンプに取り替えることはできるの?
設置場所の確保、用途、配管の強度、その他の条件などが合えば可能です。
昔のポンプは音がうるさかったため、騒音を防ぐために水中ポンプを選択した場合があります。
最近のポンプは音が静かなため、騒音対策として水中に設置する必要が少なくなりました。
そのため、耐久年数の長い陸上ポンプへ変更することもあります。
●ポンプ自体が錆びて赤水が出ることはないの?
通常の使用においては、目に見えるような赤水が出ることはありません。ですが、赤水対策用ポンプもあります。
ステンレス製で、より安全で清潔な水が供給できます。